Project Story 会社を知る – プロジェクトストーリー

Project Overview スタートアップ企業を醸成させるスモールオフィス「THE CASK 五反田」

「仕事が好きで好きで夢中になれる、没頭できるワークプレイスを提供する」
“将来日本を支える企業の出発地点を目指し、当社の理念に相通ずるスタートアップIT企業によるイノベーションの溢れるワークプレイス” というコンセプトの物件のTHE CASK 五反田のプロジェクトについて。

プロジェクトメンバー

  • 2020年入社 営業部

    服部 慎太郎

  • 2013年入社 営業部

    關根 俊太郎

  • 2017年入社 営業部建築課

    齋藤 貴大

Story 01 THE CASK 五反田の企画・立案。五反田におけるスモールオフィスの誕生。

Story 01 THE CASK 五反田の企画・立案。五反田におけるスモールオフィスの誕生。

關根

この物件は元々ビジネスホテルとして、コロナ前までは五反田全体が新幹線利用者の宿泊場所としてに賑わっていたけど、コロナウイルスの感染拡大に伴いお客さんが減ってしまい困っている時に縁あってテンワスに紹介してもらってからスタートしたんだ。その中でホテルとして廃業してしまった物件のポテンシャルを生かすにはどうすればいいかをみんなで話し合ったよね。そこで出てきたのがスモールオフィスだったよね。

服部

そうですね。この案件で初めて五反田駅周辺のエリア調査をしたところ、五反田バレーという呼称がある程に、ここ最近でIT企業が集う街になってきていて、新規でこのエリアに事務所を置きたいという企業が増えている、ということが分かりました。開発するにあたって物件に入居してもらう企業には日本を代表するような会社になってほしい、飛躍していってほしいという意味を込めて“カスク“というワインの醸成樽のような物件になってほしいと關根さんが名付けてくれて、すごく気に入ってます(笑)齋藤さんは建築課としてTHE CASK 五反田の企画はどこにこだわりましたか?
(※カスク:ウイスキーの醸成に使う木製の樽)

齋藤

私はTHE CASK 五反田の企画はホテルをオフィスに転用するのは建築としては難しくてなかなか苦戦したよ(笑)既に建っている建物を活かして、どのようにすればオフィスとして快適に使ってもらえるかを考えつつ、ホテルとして作られた建物の構造は維持しないといけないところがすごく苦戦したな。あとはテンワスでスモールオフィスの開発実績がなくて、いろいろな会社に行ってマーケティングをしてスモールオフィスについて学んだな。

Story 02 新たな挑戦の中での苦労

服部

僕は提携先を探すのにすごく苦戦しましたね(笑)。テンワスではスモールオフィスの開発の前例がなかったため、スモールオフィスの開発・運営に精通している会社を探さなくてはいけなくて、そのために奔走した時が一番大変でした。日々足を運び、沢山の方との打ち合わせで情報を入手して、どんな会社と提携できるのか自分で考えなくてはいけないので、まだ2年目で考えが及ばない部分もあり、苦戦しました。

齋藤

一からプロジェクトを立ち上げて、提携企業との企画・設計をすり合わせるのは苦労したね。提携企業の方が精通していたけど、全部頼りっぱなしだと自社で開発をする意味が無いから、思考を巡らせてどういう物件が快適に利用できるかを考えて、提携会社とすり合わせをして、デザインを決めるのもすごく大変だったよ、ゼロからデザインを決めないといけないからある程度の知識が必要でいろんな会社に営業して知識をもらいに行ったよね。

關根

私はスモールオフィスを効率的にリーシングしていくために必要なもの・不要なものを取捨選択する時が一番苦戦したよ。服部が連れてきてくれた提携会社からは物件内に庭が必要だとアドバイスをもらったけど、庭を造るとその分貸し出せる面積が減ってしまって最大収益を生めなくなってしまう矛盾があったよね。そういう物件の細部をどうするかで議論したり、すり合わせに苦労したよ。

Story 03 カスクで学んだことと今後について

Story 03 カスクで学んだことと今後について

關根

THE CASK 五反田の企画・開発を通して沢山の事を学びました。今回初めてスモールオフィスの開発を行ったことで、スモールオフィス開発のノウハウを学ぶことができたのと同時に他の物件開発においても活用できると強く感じています。THE CASK 五反田は作って終わりではなく、作ってスタートだと思ってます。ワイン樽のように物件自体を経年優化させていけるようにアップデートを繰り返してより良いものにしていこう。

齋藤

今回THE CASK 五反田で企画・設計を行うことができて、どうしたらスタートアップ企業の人たちに喜んでもらえるかを追求することで最高の物件を開発することができたので、關根さんが仰るようにここで終わらず、今後のカスクをアップグレードして歴史に名を残すような建築物にしていきます。

服部

入社して初めて携わった企画案件でしたが、物件の仕入れ段階からプロジェクトに参加することができてすごく愛着のある物件です。THE CASK 五反田の開発を通して自分まで醸成させられました。現在僕は財務営業部になり、営業として開発に携わることは出来なくなってしまったけど、今後は財務営業部として開発に必要な融資を獲得し、先輩の開発した物件を超える物件の開発をできるように頑張ろうと思います!